ドクミー!

世の中のいろんなものを毒味程度につまみ食い

エスティマについて

エスティマ(ESTIMA)は、トヨタが1990年から生産を開始した大型のミニバンです。

初代エスティマは、1990年5月12日に卵型の印象的な外観でデビューしました。

当時、多人数が乗車できるクルマと言えば、ハイエースに代表される1BOXスタイルが主流。

「ミニバン」というカテゴリーすらありませんでした。

そんな中、「天才タマゴ」と形容される、未来的なスタイルで登場したエスティマは、
「高性能ニューコンセプトサルーン」として大変注目を集めたのです。

 

エスティマのコンセプトは「使う心地よさと走る心地よさ」。

真横から見るとすっかり「タマゴ型」のデザインは、空気抵抗を少なくする為でもありました。

フロントスクリーンとフロントのサイドウインドウがつながったデザインなど、このクルマのデザイン性の高さと斬新さは、エクステリアだけでなくインテリアも表れています。

近未来的なコクピットと、エンジンやトランスミッションをフロア下に搭載する「ミッドシップレイアウト」により、エスティマは、デザイン性と広い室内空間を生み出しました。

重量物を下に配置することで重心が下がり、安定したドライビングが実現できるというわけです。

このように、デザイン性と機能性を両立させたエスティマは、発売当時から大人気。

荷物をたくさん積んでキャンプやバーベキューに、毎日の買い物や子どもの送迎に、時には離れて暮らす両親や親せきと旅行に行ったり、趣味の仲間と大勢で出かけたり、エスティマは、多様なライフスタイルを楽しむのにぴったりの車です。

エスティマの誕生当時、世の中はバブル経済まっただ中で、高額商品が飛ぶように売れ、海外旅行やさまざまなレジャーなどにお金がどんどん使われました。

その後、バブルがはじけ消費傾向が変わり、人々のライフスタイルが大きく変わっても
7~8人が乗車して快適に移動でき、家族が楽しい時間を過ごす事ができるエスティマの魅力は少しも損なわれることがありませんでした。

車名「ESTIMA」の由来は、「尊敬すべき」という英語のESTIMABLE(エスティマブル)より名づけられたもの。

ちなみに、ESTIMAという名称は日本のみで使用され、日本国外ではプレビア(PREVIA)の名称で、アジアとオセアニアの一部の国で販売されています。

現在は、トヨタ店とカローラ店で販売されており、車両本体価格はエスティマが2,740,000円 ~ 3,980,000円、エスティマ・ハイブリッドが3,760,000~~5,057,000円。
現行モデルのエスティマ・ハイブリッドの燃費は20km/lを記録し、独立行政法人「自動車事故対策機構」の2006年度自動車アセスメントで自動車アセスメントグランプリを受賞するなど、省エネや安全面からも評価されています。

 

新型エスティマのすべて (ニューモデル速報 (第371弾))

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