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登別市の温泉宿「第一滝本館」の宿泊情報

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第一滝本館の基本情報

老舗旅館、第一滝本館をご紹介します。
北海道登別市にある、温泉宿です。

もともとは、先住民であるアイヌの人たちの、薬湯でもあったとか。
江戸時代には、最上徳内、松浦武四郎が著書の中に書き記しています。
古い時代から、知る人ぞ知る温泉場だったようですね。
道を作ったり、滝本金蔵という人が温泉宿を作りました。
それが、今の第一滝本館にあたるそうです。

2001年に、環境省の「かおり風景100選」に選ばれました。
2004年には、地獄谷が北海道遺産になりました。

道や温泉を自ら作ったという、滝本金蔵氏。
1826年に、埼玉県の農家に生まれました。
北海道の人ではないようですね。

幼くして両親を亡くし、農家の家督は長男が継ぎました。
当時は、15歳前後になると、自活を考えました。
金蔵氏も、大卯の棟梁に弟子入り。一生懸命に仕事をしました。

その後、料理屋の娘である奥さんの家に、婿養子に。
奥さんの名字が、滝本なのだそうです。
金蔵氏が32歳のころ、蝦夷地、今の北海道で職人を募集していることを知ります。
家族で移住しますが、奥さんが原因不明の皮膚病にかかってしまいます。
当時は開墾地から別の場所への移住が許されない時代でした。
が、雇い主の計らいで、長万部から幌別へ移住が許可されました。
幌別の温泉に入った奥さんは、みるみる回復。

多くの人にもこの温泉の良さを広めたいと考えるようになりました。
温泉宿を作り、お金がない人、原住民であるアイヌ民族も、歓迎しました。

最初は客足も少なく、利益除外のような経営。
でも、滝本夫婦の心からの接待があり、口コミでお客さんが来るようになっていきました。明治以降、札幌までの道路が出来たり、列車の開通もありました。
最初は近くのアイヌ民族がお客さんだったのが、近隣町村や札幌からも来客が。

登別の開墾や道路建設など、色々な部門にも、尽力やお金を尽くした金蔵氏。
今でも、その精神が守られています。
登別の温泉と言えば。
地元の人は、迷わず、第一滝本館の名前が出てくる。
人気の宿になっています。

奥さんの看病のためからスタートした温泉。
第一滝本館は、今も多くの人の心も体も癒してくれる温泉宿です。

サポート&プラン

北海道登別温泉、第一滝本館。
老舗ならではの本物の温泉と、最高のおもてなしがそこにあります。

夫婦二人でも、お子様連れでも、大家族でも、記念日にも。
色々なプランがご用意されています。
その一部をご紹介しましょう。

まず、大浴場。
1500坪もの大きな施設には、大小あわせてたくさんの浴槽があります。
サウナ、蒸気、露天風呂、この三つをのぞいて、すべて24時間営業。
温泉って、入って食事して、また入って。ちょっと寝て、また入る。
でも、どんな時間に行っても、ずっと開いている。
それがうれしいですよね。

バスタオルも、脱衣所に設置。
通常だと、宿泊したお部屋にあるのを使うことが多いもの。
そうすると、翌日に取り替えられるまで使います。
あるいは長期滞在なら、同じタオルを自分で干しつつ、使う。
24時間営業していて、何度でも入れる。
なのに、タオルも乾いたものを毎回使えるのです。

大浴場には、背もたれ付き椅子もあるそうですよ。
温泉とは、昔は傷ついた体を癒すのにも使われたとか。
体の不自由な方、高齢の方、湯治として使いたい方。
安全に、ゆっくりとお風呂を楽しめそうですよね。

24時間使える秘密の一つに、大きな浴槽、時々あちこちでお掃除がされているとか。
一斉に掃除をすると、どうしても休業時間が出来てしまいます。
その措置でもあるのですが、同時に、天然温泉ゆえ、不純物の付着も防ぎます。
行き届いたお掃除は、床がぬるぬるしません。
転倒を防ぐことにもなるそうです。
背もたれ付き椅子があり、床も転倒しにくいので、安心です。

また、バリアフリーのお部屋、車いす、将棋盤の貸し出し等もあるそうですよ。
お子様用浴衣、お子様御膳も用意。
ウォータースライダーやちびっこプールもあり、アクティブに楽しむこともできます。
シルバー世代から、子連れ世代まで。
ゆったり、時にはアクティブに。

ご家庭にあったプラン、サービスをご用意。
きめ細かいサービスと、四季折々の風景とお料理。
第一滝本館、ぜひご利用ください。

源泉掛け流しのお風呂

登別温泉街。
そこには、たくさんの温泉宿があります。
登別温泉といえば、7つの泉質と大量のお湯が特徴です。
一日の湯量は、なんと200万リットルとも。
その周囲の温泉施設も、まさに「温泉天国」。
地獄谷と呼ばれる爆裂火山跡が、すぐそばにあります。
これは、1万年以上前にできたとされています。
地獄谷のそばにあるのに、天国と呼ばれるお風呂がある。
見た目は地獄絵巻のような、ボコボコとした火山あと。
それがあるから、泉質も多く、お湯もたくさん沸くわけです。

創業者である滝本金蔵。
慣れない土地での生活で、皮膚病になってしまった奥さん。
奥さんの病気も治してしまった温泉。
それが、温泉宿の原点です。

今のような大浴場になったのは、昭和初期になってから。
1500坪もの大きさの大浴場。沢山の湯量と泉質を最大限に生かしました。
他の温泉地にはない特徴で、大小のお風呂があります。

なのに、いまもなお、源泉掛け流しの湯なのだといいます。
まさに、本物の温泉。
地表に湧き出たお湯を浴槽にため、あふれ出たものはそのまま排出すること。
それが、かけ流しです。

一見もったいない気もしますよね。
温泉の場合、掛け流しのほかに、循環システムもあります。
これは、流れ出たお湯を循環し、またつかうこともできます。
循環することで、泉質を一定に保てるし、水へのエコにも。
しかし、衛生上気を配らなくてはいけないという面も。

掛け流しは、自然のままの野湯。
しかし、沈殿物等で、浴槽や床がでこぼこ。つるつるして転びやすい。
そんな難点もありますよね。
第一滝本館の床は、滑らない。
それが、自慢でもあるそうです。
その秘密は、こまめな清掃。

一万年前の火山跡、地獄谷。
老舗宿の、いわゆる「天然のボイラー」地獄谷。
そして、自然な湯量と源泉。
さらには、スタッフさんの手作業による清掃と心配り。

だからこそ、昔ながらの老舗 第一滝本館。
現代のお客様にも愛されている理由がそこにあるのでは?

登別温泉&遊歩道

もともとは、先住民であるアイヌの人たちの、薬湯でもあったとか。
江戸時代には、最上徳内、松浦武四郎が著書の中に書き記しています。
古い時代から、知る人ぞ知る温泉場だったようですね。
道を作ったり、滝本金蔵という人が温泉宿を作りました。
それが、今の第一滝本館にあたるそうです。

2001年に、環境省の「かおり風景100選」に選ばれました。
2004年には、地獄谷が北海道遺産になりました。

なんといっても、湯量の多いこと。
一日で1万トン以上ものお湯が吹き出ているとか。
さらには、泉質の多さにも特徴があります。
観光協会では9種類とされていますが、実際は11種類もあるとか?

食塩泉・硫黄泉・重曹泉・酸性泉・明ばん泉・緑ばん泉・石膏泉・芒硝泉・鉄泉
といった、9種の泉質が確認されています。
湯量&泉質の多さから、温泉のデパートとの異名を持っています。

地獄谷と呼ばれる、爆裂火山跡があり、北側にある大湯沼までは、遊歩道。
ガスと温泉が流れている噴気孔や湧出孔、そして剣ヶ峰と呼ばれる絶壁が見られます。
1周600m。徒歩10分で回れるコースになっています。
こういう光景を見ると、温泉地に来たなぁと印象深いものになるのでは?
新千歳空港から1時間前後なのに、北海道を、温泉を満喫できる場所ですよね。
また、遊歩道は、温泉や土地の成り立ちを知る、生きた資料。
お子さんの夏休みの宿題のテーマにもなるのでは?

登別温泉・地獄谷への遊歩道。
JR室蘭線・登別駅で下車し、そこからバスで約20分。
道南バスなら、第一滝本前下車。目の前が宿です。地獄谷へは、徒歩で約5分
道央自動車道だと、登別東インターチェンジで降りて、約15分。
インターチェンジ前には、えんま様が。地獄へのお出迎えをしています。

目的別おすすめ入浴コース

インターネットで、第一滝本館を検索。
ただ行くだけではない、楽しみ方が紹介されています。
源泉がいろいろあるけど、一つ一つの効能が知りたい。
沢山のお風呂があるようだけど、全部入るのは大変。
自分にあったお風呂はどれかな?

今回ご紹介するのは、公式サイト。
「たきもと大浴場・温泉天国のご紹介」というページがあります。
源泉についてとか、効能についてとか、温泉学講座などもあります。
一度も行ったことがなくても、温泉博士になれそう。
お子さんの夏休みの宿題の題材にもなりそうなものばかりです。

サイトには、
目的別おすすめ入浴コース
というページがありました。ちょっと覗いてみましょう。

クリックすると、三つのコースが出てきます。
ダイエットコース、ボディリフレッシュコース、ストレス解消コース。
この三つです。

ダイエットコースでは、温泉とサウナを上手に使うこととありました。
血行をよくすることで、短い時間にお風呂に入っているだけ。
なのに、スポーツをしたかのように、汗がドバッ。そんな効果が期待できるとか。
老廃物も出し、血液循環もよくなることで、内臓から健康になるのだそうですよ。

ボディリフレッシュコースは、気泡風呂と湯の滝があります。
気泡と水圧で、全身マッサージ。
スポーツをする人、仕事の疲れなどにも効くそうです。

三つ目のストレス解消コース。
日頃の疲れやストレスから解消される方法。
でも、流儀なんかありません。自分のペースで、しかものんびりと過ごす。
これがいいようです。コースの中には、ミストサウナ、滝の湯などが紹介されています。
自分流もよし。でもコースに沿って入浴するのも、楽しそうですよね。
第一滝本館。ほかにも、色々な入浴方法がありそうです。

第一滝本館の宿泊はこちらから