不妊治療専門病院の選び方 10個のポイント
夫婦で話し合い不妊治療を受けてみることにしたら、次は病院選びです。
最近は、不妊治療をおこなっている病院も増加傾向にあり、総合病院・大学病院や不妊治療専門病院だけではなく個人の産婦人科にも不妊外来を設けているところもあります。
不妊治療において病院選びはかなりの重要なポイントとなります。
病院によって不妊治療に関する考え方もいろいろとあり、かなり強引に進めてくるところもあれば患者さんの意向重視のところもあります。
また、病院によって症状の診断も違う場合があったり治療のしかたも違うこともあります。
そして治療が短期で終わる場合もあれば長期になる場合もあるため、さまざまな観点から病院選びをおこない自分の考え方、性格にあった病院を探すことをおすすめします。
では、あなたにとって良い病院がみつかるような10の条件を並べてみます。
参考にしてあなたにとってのよい病院を探してみてください。
◆前もってわかる情報で検討する。
1.自宅もしくは会社からなるべく通いやすいところにある病院か。
(理由:不妊治療は月に何度も通わなければならなく月に1度精子を2時間~3時間以内に病院にもっていかなければいけないこともあり、かつ長期治療になりがちということもあるからです)
2.高度な検査(卵管造影など)や高度な治療(人工授精・体外受精・顕微鏡授精など)、不妊に伴う手術などをおこなうことができる病院か。
(不妊症の原因によっては高度な検査や治療、手術が必要になることもありその時にできないから別の病院に転移するのも、とても大変なことです)
3.産婦人科がある病院の場合、不妊外来の待合室が産婦人科と別に設けている病院か。
(不妊治療はとてもデリケートな治療で長期になれば心の負担もかなり高くなり隣で妊婦さんをみることやおめでたで喜びをかみ締めている人をみるのはかなり辛いことになることもあるからです)
4.不妊治療にともなう心のケア(カウンセリング)などもおこなっている病院か。
(不妊治療をしてその結果うまくいかなかったりすることが続いたり、長期治療になってしまうと心にかなりの負担がかかり、かなり落ち込んだり、うつ状態になったりする場合もあります)
5.不妊治療を主として治療している病院は出産施設がない場合があるためそこで出産することができないが、妊娠することができた後、3~4ヶ月(母子手帳をもらえるぐらい)まで健康管理をしてくれるか。
(この時期、妊娠してもとても不安定な時期でもあり同じ病院で継続してみていただいたほうが安心です、また同じ病院で出産も望むのなら出産施設を併設している不妊外来を受けるほうがよいでしょう。)
◆治療を始めてみないとわかりませんが。
6.主治医との性格や治療方針など納得することができるか。
(主治医も人間ですからいろいろな人がいて合う合わないがどうしてもあります。合わなくて質問できなかったり自分の意向と大きく違い、耳を傾けてくれないことがあったりするとデメリットになってしまいます。)
7.検査や治療に関してしっかり説明をしてくれ、質問にも答えてくれる主治医か。
(不妊治療の検査や薬は女性の体にかなりの負担をかけることになり副作用をおこしたり、思っていることと違ったりすることもあるからです)
8.他に変わりたい病院があった場合、検査結果や治療の経過、紹介状などを提供してくれるか。
(これらのデータをもらえるかもらえないかでかなりのロスタイムになりかねません。)
9.先輩にあたる不妊治療者だった人の評判や現在不妊治療で通われている患者さんの評判などはいかがなものか。
(診察や検査、治療の仕方や対応などが機械的なのか声をかけながらするのか、どのような感じですすんでいくのか、自分に合うのかがわかります。)
10.看護士の対応はどうか。
(注射や検査、治療の手順など詳しい説明は看護師から受けることになり主治医と同じくらいかかわりがあるからです。)
不妊治療はこのように、自分にとって良い病院を探すことからはじまりとても大切なことです。
そして、一概に有名な病院だから自分にとって良い病院、相性の良い病院とはかぎりません。
参考資料:
特定不妊治療費助成事業 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/funin-chiryou.html
私が実際不妊治療をして病院選びに必要な条件・選び方で必要と思ったこと。
自分の考え方に近い選び方をしていたサイト http://m-alm.com/almhutte/byouinnerabi.html
不妊に関する書籍紹介サイト http://www.babycom.gr.jp/book/bookf_1.html
不妊治療関連サイト 多数
不妊治療時期の経験より