ドクミー!

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『我慢と忍耐』あなたはどれだけしていますか

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先日、海江田万里さんの手のひらに『忍』という文字が書かれて話題になりました。

『忍』といえば忍耐の二文字を連想させます。

そして、しつけのため子供に『我慢』しなさいとよく使ってしまいますが、ふと思ったのですが『忍耐』と『我慢』。

 



この言葉の意味って似ているようで本当のところはどうなのでしょうか。

まずは、辞書で調べてみたところ、

『我慢』とはつらいことや苦しいことをじっとこらえること。
『忍耐』とは苦しみをがまんすること。しんぼうづよくたえること。

<旺文社 標準 国語辞典より>

この2つの言葉の意味はやはり類以していました。

<人生において、特に『我慢』しなければいけないシーンってどのくらいあるのでしょうか。>

1.幼稚園の頃は、親を含む大人から『我慢』しなさいと何度も言われた記憶があります。

2.小・中・高・大学になると本格的な集団生活になり、スムーズに進めるために多かれ少なかれ自然に『我慢』することを学習していきます。

3.大人になり社会に出るようになるとさらに『我慢』をしなくてはいけないシーンは増え、その中には不条理な理由で『我慢』を強いられる場合も増えてきます。

4.結婚、育児、子育て、嫁姑問題、近所問題などの人間関係の『我慢』は終わりなく続いてきます。


<『我慢』との上手な付き合い方>

上記にあげたように、私たちの生活の中には『我慢』をしなければいけないシーンが何回もでてきます。

何度も『我慢』を経験することで私たちは『忍耐強さや忍耐力』を育て『我慢』することを自然に身に付けていくのではないでしょうか。

しかし、人それぞれに『我慢』の限界があり、時として爆発してしまうこともたたあります。
それは、暴力に走ったり、相手を傷つけてしまったり、死をもって終わりにしたりと残念なことに最悪な結果を引き起こしてしまう場合もあります。
そうならないためにも『我慢』というものとの付き合い方を身につけるようにしたほうが賢いでしょう。

1.子供の頃から『我慢』を何度も経験することで『忍耐強さや忍耐力』が身につき、通常の『我慢』はクリアできます。

2.『我慢』するだけではなく、『我慢』している問題そのものが解決できるように考えたり、相談したり、妥協案を提案することで『我慢』のレベルを下げることができ気分的にも楽になるかと思います。

3.『我慢』することが自分の心が壊れてしまう限界にきているなら周りからどう思われてもいいので一度、離れたほうがよいでしょう。その結果気持ちが落ち着き良い結果を生む場合もあることも忘れないようにしたいです。

日本社会では『我慢や忍耐』は美徳とされていますが、人間関係に関する『我慢』は両者の力関係や性格も加わりかなりきついものとなり、辛いものになります。

上手に乗り切れるものをみつけて、できるだけ負担にならないように自分に最良な方法をみつけることをおすすめします。