ドクミー!

世の中のいろんなものを毒味程度につまみ食い

地獄めぐりが体験できるハニベ巌窟院

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石川県に旅行したさいには是非立ち寄ってほしいちょっと風変わりなB級観光スポット『ハニベ巌窟院』。

20年前に旅行雑誌で見つけて友人と行き、その後夫と行き、そして家族ぐるみで仲良くしている友人と行き『ハニベワールド』を堪能してきました。

なぜか『ハニベ巌窟院』の話をするとみんな行きたがり一緒に行こうと誘われてしまいます。

目印は駐車場正面に見える15mもある大仏の仏頭(1983年健立されたハニベ釈迦牟尼大仏)。

仏頭下は胎内堂となっていてそこには緑色の小さな水子地蔵やぬいぐるみ、かざぐるま、お供え物がびっしりとおかれ水子供養がおこなわれています。山の中腹にも「ハニベ水子地蔵堂」があり共に供養されているようです。

『ハニベ巌窟院』には、「ハニベ水子地蔵堂」をはじめ、石切りでできた洞窟をお堂にした「阿弥陀堂」がありその洞窟には石像(聖観音・阿弥陀如来・日蓮聖人・親鸞聖人・蓮如上人・弘法大師)。

その前には創設者でありハニベ焼きの彫塑家である「都賀田勇馬(初代院主)」さんの作品が展示、古民家の中はハニベ焼きの工房というようにいろいろなものが作られ、この他に理解できない不思議なものが所狭しとおかれています。

そして『ハニベ巌窟院』のもうひとつの目玉である『地獄極楽めぐりの洞窟』があります。

『地獄極楽めぐりの洞窟』

入洞口のところには「仁王像」がおかれひんやりした風が吹き異様さにつつまれ、好奇心を沸きたてます。
そして中に入ると闇の中からハニベ彫塑で作られた100体以上の仏像が光に照らし出されます。

釈迦の一生をテーマにしたコーナーがありそこには釈迦誕生像が、しかし背筋に冷たいものがはしりました。次に釈迦の生まれた土地にかけたのかインド彫刻コーナー。

そして、鬼の食卓(メニューまで記載)、蛇地獄、閻魔大王などあらゆる罪を犯した重罪人が地獄絵図としてあらわされていました。

さらに、社会風刺的な地獄絵図もあらわされ、少々エロチィクな部分もある為、子供には見せたくないものもありましたが、現在はハニベ巌窟院側の事情で撤去されているものもあります。

子供の頃に悪いことすると地獄に落ちて閻魔大王に舌を抜かれ死んでも永遠の苦しみに落ちるよと言われたことを思い出しました。

お寺にまじめに拝観に行くという気持ちで行く人は少し考えたほうがよろしいかなと思います。
好奇心旺盛でちょっと興味をお持ちの人におススメのB級観光スポット『ハニベ巌窟院』。

また、真夏でも洞窟の中はひんやりと涼しさがあるため、ちょっとひと休みの気分で立ち寄る方のもいいかもしれません。

<プロフィール>

ハニベ巌窟院(http://www.hanibe.com/

〒923-0065
石川県小松市立明寺町イ1番地
TEL 0761-47-3188

小松空港から車で20分               
小松インターから車で15分
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片山津温泉から車で30分                                             


営業時間
4月~9月 AM 9:00~PM 17:00 
10月~3月 AM 9:00~PM 16:00

入場料
大人 800円 小人 500円 幼児 無料

休日 無休