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世の中のいろんなものを毒味程度につまみ食い

お正月のおもてなし

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もうすぐお正月。各家庭でお正月の過ごしかたもいろいろかと思いますがいかがでしょうか。
最近は、お正月にしめ縄飾りをつけた自動車もめっきり少なくなってしまいました。

日本の文化がつまったお正月をちょっとだけ見直してみてはいかがですか。
お正月らしいおもてなしをしてみませんか。


お正月の準備と言えば、はじめに、大掃除をして1年のほこりを落とし、お飾りをします。
門のところに門松、玄関のところにはしめ縄を飾り、家族を守ってくれる年神様をお迎えする準備です。

 



昔ながらのはちょっとという人にはクリスマスリース風のしめ縄飾りやモダンな門松なども販売されているからインテリアのひとつにもなります。

<リース風しめ縄飾り>
コペックラフトワークショップ(http://item.rakuten.co.jp/coppecraft/08newyear_0001/)

<モダンな門松>
イイハナドットコム(http://www.e87.com/selection/sp_newyear/gift_gei.html

そして、もうひとつ忘れてはいけないのが、鏡餅です。
鏡餅の意味は神社に祭られている命の象徴でもある『神鏡』を意識し、まるい形をしているからです。

鏡餅の一番上にだいだいをのせます。その意味は幸福が先祖代々から子孫にまで幸福がつながりますようにという思い、気持ちから飾られます。

日本人のお正月の準備は感謝する気持ち、家族の幸せを願う気持ちもくまれています。

家族そろって元旦の朝をむかえることができた幸せはお正月の習慣につながります。

お正月にはじめにする習慣は、『福茶』を飲むことです。
幸福を願って今年初めて飲むお茶のことをいい、番茶にちょろぎ、昆布、小梅、金箔を加えて飲みます。

そして、今では飲まない家庭のほうが多いかとは思いますが、『お屠蘇』です。
『お屠蘇』を飲むことで無病息災、邪気を払うといわれ、家族の中で年の一番若い人からお年寄りの順にまわし飲みます。

『お屠蘇』の作り方は正式には本みりんに屠蘇散を加え一晩寝かしますが、自宅にある材料で簡単に作ることができます。
本みりんと清酒を混ぜて作ります。比率は甘いお屠蘇が好きであれば本みりんの比率を多く、ドライな味なら清酒の比率を多くすればいいです。

お正月、三が日に来客されたお客さまにも『福茶』や『お屠蘇』でおもてなししてお正月の幸せをおすそわけしてみてはいかがですか。
また、おもてなしの料理を食べる箸も縁起の良いやなぎの木で作られた『祝い箸(柳橋)』を使いましょう。

なぜならお正月には神様をむかえるため片側が神様用、反対側が人間用に両端が細くなった箸です。
邪気をはらい清める意味合いがあります。水引がついた和紙でできた箸袋に入れておだしします。

<祝い箸用の箸袋の折り方>
紀文お正月ランド(http://www.kibun.co.jp/enter/osechi/shogatu/manabi/cha_kousaku_01.html

これで、手作りのおせちがあればお正月を満喫できますが、なかなか作る時間がない人の方が多いのではないでしょうか。
最近は魅力あるおいしい市販のおせち料理がさまざまに出回っています。割り切って市販のお好みなおせちを利用するのもいいのではないでしょうか。

今年は、お正月らしいお正月を過ごしてみてはいかがですか。